湘南国際マラソン2025で初フルサブ4達成!アクセス・持ち物・トイレ事情まで完全ガイド

ランニング

本記事は、湘南国際マラソン2025に初参加したランナーによるフルマラソン完走の感想・体験レポです。これから湘南国際マラソンに出る方や、初めてフルマラソンに挑戦してサブ4を目指す方に向けて書いています。

私は今回、初めてのフルマラソンとして湘南国際マラソン2025に参加し、3時間48分59秒(ネットタイム)でサブ4達成をしました!

サブ4を達成した私の記録

この記事では、実際に参加して分かったアクセス面、持ち物、コースの特徴、レース中のリアルな記録、サブ4を狙うためのポイントなどをまとめています。

初フルマラソンおよび、湘南国際マラソンに初めて挑戦する方の参考になれば幸いです。


湘南国際マラソンとはどんな大会?特徴を紹介

湘南国際マラソンは、神奈川県の大磯・二宮・平塚エリアを舞台に行われる大規模なフルマラソン大会です。最大の特徴は次の3点です。

  • 富士山と海を同時に眺められる絶景コース
  • コップのない給水(マイボトル必須)
  • アップダウンが少なく初フルでも走りやすい

特に「富士山に向かって走る」という体験は、この大会ならでは。天気次第ではありますが、走るだけでテンションが上がる最高のロケーションです。ちなみに今年は快晴で綺麗に富士山が見えました!

(私はスマホを持って走らなかったので、走っているときの写真は無いのですが、下の写真は朝6:30頃の富士山の写真です)

湘南国際マラソン2025のスタート前の富士山の様子

そしてもうひとつの特徴が マイボトル方式の給水。環境配慮の観点から紙コップを廃止しており、ランナー自身のボトルに、自分で水やスポドリを入れる必要があります。ここが他大会と大きく異なる点です。

詳しくは私のブログでも紹介してますので、良ければこちらも見てみてください。

【目標サブ4】第20回湘南国際マラソンにフルマラソンでエントリーしました


湘南国際マラソンのアクセス|最寄り駅から会場までの行き方とシャトルバス情報

湘南国際マラソンの会場は最寄りの大磯駅または二宮駅からでも徒歩45分ほどかかります。フルマラソンのために足を温存したいことを考えると、徒歩で行くのはかなり厳しいと思います。

行きは無料のシャトルバスがでています

フルマラソン当日は、無料のシャトルバスが出ています。私は6:04に大磯駅に到着したのですが、シャトルバスの待機時間はわずか5分でした。

ただし、6:30頃だと20分程度、混雑する時間帯(7:00以降)の場合は40分以上を覚悟する必要があります。時間に余裕を持つ意味でも早めの出発を心掛けたいところです。シャトルバスだと15分程で到着します。

湘南国際マラソン会場へ直通のシャトルバス

帰りも無料のシャトルバスがでています

帰りも無料のシャトルバスが出ていて、大磯駅および二宮駅行き両方あります。ただし13:30(レース開始4時間半後)で約30分程度待つとのことで、私は大磯港行きの無料シャトルバスに乗っていきました。

10分程度乗った後に大磯駅まで更に15分程度歩く必要があるので、フルマラソンが終わった後に更につらい思いをしますが、私は何とか帰れました。

大磯港行きの無料シャトルバスは、下記会場図の一番右の「直行バスでご来場の方」から乗れます。待ち時間は一切ありませんでしたし、座れました。

湘南国際マラソンの会場マップ

公式サイトより


初参加者向け:持ち物リスト(マイボトル必須)と事前準備

湘南国際マラソンは「コップなし給水」という特殊な大会です。初参加者向けに、私が実際に使った、または持ってくればよかったと後悔した持ち物を表にまとめてみました。こちらを参考に当日の持ち物を整理してみてください!

持ち物必須度解説
マイボトル★★★★★給水所にコップがないため絶対必要。現地調達可(約2,700円)
マイコップ★★☆☆☆給水をコップで行いたい人向け。現地調達可(約1,400円)
朝食★★★★☆会場しても店はやっていないので食べるなら必須
レジャーシート★★★☆☆会場待機時、快適になる
椅子★★★★☆地べたは冷たいので体を冷やさないためにも、待機時の足温存にもオススメ
ジェル(2〜3個)★★★★☆20km・30km前後での補給として必須(エイドにもありました)
モバイルバッテリー★★☆☆☆レース中にスマホで撮影したい人向け(私は使いませんでした)
使い捨てカイロ★★★★☆整列時間が寒いので、欲しい
ワセリン/ばんそうこう★★★★☆擦れ防止(私はばんそうこうを使いました)
サロンパススプレー★★★☆☆足が痛くなる前に対策
鎮痛薬★★★★☆足が痛くなる前に対策


マイボトル(またはマイコップ)がないと、本当に給水ができません。ここは絶対に忘れてはいけないポイントです。

私は当日、以下の格好で走りました。コンディションもばっちりだったのでスタートから半袖短パンで走りました!当日、会場で着替えるのも寒く大変なので、事前にゼッケンをつけた状態で中に着ていったほうが楽です。

湘南国際マラソン当日に実際に着用したフルマラソンの服装

湘南国際マラソンのトイレ事情|整列に間に合わないリスクと対策

参加者が2万人を超える大規模な大会なので、問題となるのはトイレ問題かと思います。7:00頃にトイレ(小)を行う際は5分~10分程度で済ませられますがこれがスタートの整列時間(8:00)直前となると、10台のトイレに対して200~300人くらい並んでいる状態になっていました。(下手したら1時間近く待つことも?)

そうなると整列に間に合わないことになってしまい、自分の予定していたブロックよりも後ろからスタートをしなくてはならなくなってしまいます。

さらにスタート時は大変混雑するため、5km地点までは自分のペースで走れないと思っておいたほうが良いです。自分の走力よりも遅いブロックでスタートするとそれだけで1分以上はロスをしてしまいます。

カイロで体を冷やさないようにする、カフェインは利尿作用があるので控える、水分の取りすぎに注意するなど、できる対策をしっかりとしましょう。

ネガティブスプリットでサブ4達成!湘南国際マラソンのラップタイム公開

サブ4を達成した私のラップタイムとペース戦略

実際の私の1kmごとのラップタイムと心拍数は以下の写真の通りです。(Garminで計測)

サブ4を達成した私のラップタイム(前半)
サブ4を達成した私のラップタイム(後半)

今回のレースでは、ネガティブスプリットで展開することができました。私個人としてはネガティブスプリットで走れてとても気持ちよくレース展開ができました。(以下の記事はとても参考になりました)

『やりたい、ネガティブスピリット』
   フルマラソンでのペース設定。  イーブンペースで走り切る。でも後半バテるのが心配なので、前半で貯金を作りたい。でも結局前半で突っ込み過ぎて後半盛大にバテ…

心拍数の推移から見るネガティブスプリットのコツ

私の最大心拍数は、Garmin計測で「194」とでてますが実際は190弱くらいだと思います。心拍数の推移についても分析します。

最初の12kmくらいまでは心拍ゾーン3(緑色)で走り、33kmくらいまでは心拍ゾーン4(オレンジ色)で耐えて、33km以降は心拍ゾーン5(赤色)で頑張る、という感じで走りました。

ネガティブスプリットで展開する場合、いかに心拍ゾーン3(緑色)および心拍ゾーン4(オレンジ色)の区間を長くするかが鍵となります。

サブ4を達成した私の心拍数の推移と心拍ゾーン

湘南国際マラソンでサブ4を狙うレース運びのコツ【ペース配分】

実際に私が参加してみて、各区間ごとの特徴とその対策について以下に記載をしていこうと思います。

ちなみに参加申込時ゴール予想タイムを記入すると思いますが、サブ4を目指すのであれば4時間と書くのではなく、3時間55分とかで書いたほうが良いかもしれません。

(参加申込時のゴール予想タイムでスタートブロックが決まります!)

最初の5kmは混雑!ウォーミングアップのつもりで

序盤の5km(特に最初の1km)はとにかく混雑をしていて自分の走るスペースの確保も大変です。なのでこの区間では周りのペースに合わせて走ることがとにかく大事です。たとえそれが想定ペースよりも30秒以上遅かったとしても。

ここで焦って縫うように抜かしていくと、接触の危険性もあったり、想定以上につかれてしまうなどデメリットが多いです。それでも無理やり抜かしていく人が結構いるので注意が必要です。(きっとトイレで並んでいて整列が遅れてしまったのだと思います)

100%巻き込まれないようにするのは難しいですが、1つだけ対策があります。端を走らないようにしたほうが良いです。抜かしていく人を見ていると一番端から抜かしていく人が多かったです。

ちなみに私は設定タイム5分30秒/kmとしていましたが、私はDブロック中盤からスタートしたため、大混雑していて最初の1kmは6分10秒かかりました。

しかしここで慌ててペースを上げようとせず、残り35km以上ある中で徐々に取り返せばよい、という気持ちで対応しましょう。

5km~30km地点は極力楽に走りたい

5km地点あたりから混雑が緩和され、走りやすくなってきます。(とはいっても周囲に人がいる状態はゴールまで変わりません)ここからはペースを上げる・・・のではなくいかに楽に走るかだけを考えましょう。

「30km地点までは前半戦」くらいの気持ちを持って走ると、30km以降が楽に感じます。30kmの壁、35kmの壁というものはないのでは?と思うくらいです。また30km地点以降は緩やかに登り坂のため、その意味でも温存しておきたいです。

折り返しは約18km地点で、以降は富士山に向かって走っていきます。

30km~38km地点は緩やかな登り坂で応援も少ない

この区間以降は、体力を温存できていないと本当に辛いと思います。サブ4ペースで走っていても周りを見ると歩いている人がチラホラいました。そんなランナーに追い打ちをかけるように、高速道路に入っていくので応援も少ない区間です。とにかく粘りたいところです。

38km~ゴール地点は折り返しが見えるのでとてもつらい

38km地点を迎えると、ゴール目前の人たちが隣に見えてきます。つまり、40km地点付近でまた折り返すのです。これがまたメンタルに来ます。とにかく気合いで乗り切るしかないです。あと、高速道路ということもあり、景色も単調なのできついです。頑張りましょう。


まとめ:事前準備をしっかりしよう

フルマラソン当日に慌てて準備したり時間に追われたりすると、とにかくストレスになってしまいます。

フルマラソンにおいては以下に当日のストレスを減らせるかも勝負になってきますので、ぜひ本記事を参考にしてください。それではまた!

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