技術書典18で初めて電子本を執筆してみた

技術書典

お久しぶりです、椅子屋です。2025年5月31日~6月15日に開催された、技術同人誌の販売会である技術書典18にオンライン参加をしてきました。今日はその体験レポートを執筆したいと思います。

↓弊サークルページ
自由研究.exe|技術書典

↓拙著
技術だけじゃない!30歳SEが伝えたい生存戦略

本を執筆しようと思ったきっかけ

きっかけは3点ほど、ぱっと思いついたことを書きますが、一番大きいのは誘われたからです。その時に潜在的に秘めていた上2点を動機付けとして執筆モチベーションを保っていました。

自分のコンテンツを持ちたかった

自分のコンテンツを持っている人をすごくうらやましいと感じています。例えば本であっても、ブログであっても、YouTubeチャンネルでも、配信/ラジオチャンネルでも、個人事業主でも、自分の力で1つのコンテンツを作成したうえで世に発信して影響を与えていることが、すごいと思ってました。

本ブログはあるのですが、記事数も少なく中々執筆するモチベーションがなかったです。私自身続けることが苦手で短期集中で取り組むことができないかと考えた結果、数十ページでもいいので、電子本を出そう、という発想になりました。

これまでの自分の社会人生活を定義したかった

新卒で入社した会社に勤め始めて7年目となりました。SIerの企業に勤めているのですが、社会人生活全体における自分のやってきたことが、一般的にどうなのか、というのがどうしてもわからなくなってきてました。もちろん、社会人の一般的な過ごし方を定義できるはずもなく、表現に困っておりました。

そこで、まずは自分のこれまで心がけてきたことをまずは表現してみよう、という発想になりました。言語化することで、整理できることもあるかもしれない、と思ったのです。これは結果的にこれまでの社会人生活の棚卸しを、本の執筆という形でできたと思ってますので、良い動機だったなと思います。

会社の同僚に誘われて

会社の「勉強会サークル」に所属しているのですが、そこで誘われたのがきっかけです。当人は1度技術書典に参加されていたこともあり、サークルの申請や本のアップロードなどすべてやってくれました。この人がいなかったら今回も見送っていたことでしょう。

合同誌を書く話も出たのですが、サークルメンバーごとにモチベーションや書きたいことがバラバラだったので合同誌は書きませんでした。400字原稿用紙に、読書感想文とかをサークルメンバー全員で書いたものをまとめただけでも面白そうだな、とは思いましたが、実現化しませんでした。

執筆準備~無事販売開始

サークルの申請から、何から何までやってもらってしまった当本人、どうやって執筆完了まで持って行けたのかを書いていきます。当サークルはオンライン参加なので、オフライン参加と比べたら準備する内容はかなり少なかったかと思います。

で、何から始めればいいの?

今回が初参加の私、まずは何をすればよいのかを整理し(てもらい)ました。どうやら、PDF形式で提出する必要があるとのことです。wordで作ってもいいのですが、少しレイアウトをかっこよくしたいと思ってました。

これも誘ってくれた同僚から教えてもらったのですが、「Re:VIEW Starter」というものがあるようです。早速私は調べながら環境構築を行い、何とか構築することができました。下記サイトから初期設定をブラウザ上で行うだけで、初期設定が反映済のインストーラーをダウンロード可能です。

Re:VIEW Starter

環境構築ですが、少し苦労しました。下記サイト等見ながら、何とかPDF出力まで完了しました。

技術系同人誌を書く人の味方「Re:VIEW Starter」の紹介 - Qiita
(追記2019-08-18:この記事公開後の新機能を紹介する記事を書きました。こちらも見てください。)(追記2019-12-27:その後の新機能を紹介する記事を書きました。こちらも見てください。)はじめに技術書典を筆頭に、技術系同人誌のイベントが盛り上がって...

https://kauplan.org/reviewstarter/reviewstarter-usersguide-20200827.pdf

レイアウトはこんな感じで、綺麗に出力することができます。

執筆内容の案だし

本を書くには、当然ですがタイトルを決める必要があります。技術書典というと、専門的な技術本を書かないといけないイメージを持たれているかもしれませんが、技術本以外にもたくさん販売されています。必ずしも技術本でないといけない、ということは無いのです。

↓実際に購入した、コミュニケーション術の本
アンチパターンから学ぶコミュニケーション

そこで私は、自己啓発本チックな内容を執筆してみることにしました。自分がまだ若手(30歳)という今だからこそ執筆できる内容にしたい、そんな内容から「技術だけじゃない!30歳SEが伝えたい生存戦略」という本が誕生しました。

表紙はchatGPTに作ってもらいました

なんと便利な時代でしょうか。chatGPTと壁打ちしているだけで表紙デザインが完成しました。私は青が好きなので、青い表紙にしました。文字だけでなく簡単なイラストも入れてくれるので、ここに時間を割くことなく内容に集中することができました。

執筆後、審査を経て出版されました

問題なく審査も通り、30ページ弱の本が無事出版されました。技術書典期間中に、なんと、38冊もご購入いただきました。X上でも購入報告/感想報告が入り、フィードバックをいただけた感じがして、充実感に満たされました。

今後の抱負

本を執筆するのはかなり楽しいことが分かりました。次回の技術書典19では、オフライン参加を目標にしたいと思います。当然、新刊の執筆もしなければなりません。

また、今回の本の執筆をきっかけに、個人ラジオの収録に参加させていただく機会がありました。その様子は、公開後にまたブログに書きたいと思います。それではまた!

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